ND5 EGトルクダンパー vs パワープラントフレーム

ND5RCロードスター用エンジントルクダンパーの発売開始!

http://silkroad-jp.com/home/portfolio-2/reinforcement/rein_etd

エンジントルクダンパーは、強化エンジンマウントと似た効能を持つパーツ。

内部爆発を起こすエンジンは、”エンジンマウント”というゴムの塊を介してボディに固定。

これがなければ耐え切れぬほどの恐ろしい騒音と振動にさらされます。

ただし、純正は静粛性を重視し、相当柔らかい。

そのために、アクセルのオンとオフ時でエンジンはかなり動きます。

エンジンが動きすぎると、アクセルレスポンスが悪化したり、ミッションの入力精度が落ちることがあります。

だから競技車両の大半は、硬度の高い強化エンジンマウントで、揺れを押さえています。

当社のトルクダンパーは、エンジンとボディにつっかえ棒をすることで、同じ効能を発揮。

強化エンジンマウントは、エンジン下部にあるため、交換するのはDIYでは厳しい。

トルクダンパーは、基本的にボルトオンで、工具さえあれば装着は簡単。

エンジントルクダンパーは当社が20年以上前に生み出した独自製品。

実用新案も取得しています。

そして、トルクダンパーを開発する理由を作ったのは、マツダRX-7。

通称FD3S。

歴代ロードスター同様、FD3Sにはパワープラントフレーム(PPF)が与えられています。

これは、エンジン、ミッション、デフまでを一体でつなぎレスポンスを上げる、マツダ独特の手法。

ただし、この構造は前後に長くなるため、ねじれやすくなるという欠点。

しかも、ミッションマウントが存在していないのです。

20年以上前のゼロヨンブーム時、FD3Sではこれが大問題。

巨大なパワーをかけてゼロ発進すると、PPFがねじれてシフトが入らなくなるミスが多発。

エンジンにつっかえ棒をしたらボディに穴が…

オイルダンパーだと熱に弱い上、中身がエンジンルームで漏れたら危険。

会長の”ゴムをつめる”というコロンブス的な発想で完成したのがトルクダンパー。

エンジン上部の揺れを押さえるため、強化エンジンマウントにも負けない制動力。

FD3S用はそれこそスマッシュヒット!

と解説してくれたのは貴重なロードスターを一家で数十台消化してきたロードスターモンスター。

「営業に出てた頃、専門店に『FDのミッションマウント作って~』と泣きつかれたことが多かったな」

さて、イーカスタムさんに到着。

「う~ん」

どうしたんですか?

「ND5のエキマニ、ロングタイプの今後の課題について…」

今後、形状のマイナーチェンジなどを検討しているとのこと。

大人気のロングタイプ。

とにかく欠品します。

欲しい人は早く注文しないと即完売。

チタン、ステン、スチールの3種類があるロングタイプ。

本来はムリだといわれていたコンピューターのリセッティングなしに、パワーアップできる至極の一品。

純正よりも長くなっていることで、トルクがアップ。

NA車にとっては非常に嬉しい効果。

でもそんなことよりも、ノーマルマフラーから信じられない位気持ちの良い音がすることが快感。

ここに至るまでの苦労を知っています。

「”熟練の職人による長年の経験”的なやり方の等長ではなく、数値上できるだけ等長にしたい」

といって洗濯機のジャパラホースを同じ長さにカット。

発砲ウレタンを流し込んだサンプルを完成させたのです。

簡単に聴こえますが、硬化するまでの時間が短いため、何度も失敗。

その上エンジンルームは発砲ウレタンまみれ…

けれど、これこそ理論的に必ず等長になる、という説得力ある方法。

「そういやシルクさんは、今日、何の用事で来たん?」

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

トルクダンパー、装着してもらおうと思ってたんだ…

忘れてきました…

手ぶらッス…(汗)

「まあ、コーヒーでも飲んで行きや」

は~。

年末に何してんだろ、ワタシ。

「まあ、ええやないか。お互い、2020年を無事乗り越えたんやから」

そうですね。

誰もが予想していなかった2020年。

オリンピックどころではありませんでした。

派手に儲からなくても、ご飯が食べられるだけの仕事があり、

シルクロード関係者も、お付き合いのあるところでも大きな病気や怪我が無く、

こうやってお取引先さんにコーヒーをいれてもらえる。

これ以上望んだら、バチが当たります。

当社は、29日(火)まで営業!

2020年はまだ続きます!

今年も最後まで全力!